−天 皇 さ ま が 泣 い て ご ざ っ た 。−

                                                    タイ国財団法人   慧燈財団

 

調前理事長が著し、平成911月に上梓されたこの本は、前半部分が先の大戦によって日本が蒙った被害について書かれており、後半部分は主に、調前理事長の自坊である因通寺 (佐賀県)に戦後開設された戦争罹災孤児引揚養護施設「洗心寮」を昭和天皇が行幸された時のことについて著された本です。

 

 この本は「新しい教科書を作る会」の推薦図書としても紹介されております。

  −目次−

序文「発刊に当たり」 元侍従長 入江相政・・・・・・・・・・五

序文「発刊を願う」  元掌典長 永積寅彦・・・・・・・・ 十二

此の書を発刊するに至った経過 しらべ かんが・・・・・・. 二十

戦争中における日本の蒙った惨劇・・・・・・・・・・・・・・・ 二八

  惨劇東京大空襲

  中野さんの体験

  天皇陛下の御見舞行幸

  地獄絵広島原爆投下

  体験者は語る それは地獄以外の何物でもない

通州事件の惨劇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇五

  日本人皆殺しの地獄絵

満州におけるソ連兵の鬼畜の残虐・・・・・・・・・・・・・・一五八

 敗戦の苦難の中から

 孤児の慟哭

 生き残って

 呪いの奉天驛前

天皇陛下とマッカーサー・・・・・・・・・・・・・・・・・・二〇七

天皇陛下の因通寺行幸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二二八

 戦争罹災児救護教養所と恒願院

 恒願院と孤児たちの惜別

 行幸の決定と下検分

 行幸に対しての準備

 有縁の人々の奉仕

 行幸の前日

 未知のものに対しての不安

天皇さまが泣いてござった・・・・・・・・・・・・・・・・・三一六

教育社発行 定価1800円

 この「天皇さまが泣いてござった」には貴重な資料となる逸話がいくつも挿話されており、歴史学の見地から見ても非常に高い価値を有するものだと私は思う。

     天皇陛下とマッカーサーの会見はその場に居合わせた方でなければ証言できないようなかなり密度の濃い内容となっているし、昭和の天皇陛下が、戦争罹災孤児養護施設「洗心寮」を行幸遊ばれた際に、孤児達と語り賜れた時の話は読む者の感涙必至である。

また前半部分の「戦争中における日本の蒙った惨劇」では、アメリカ・ロシア・中国・朝鮮などによる正に鬼畜生にも勝るとも劣らない数々の残虐行為を我々の祖父の世代が不幸にも受難したという事実が、当時現場に居合わせた方達の証言を基に生々しく描かれている。

  この平成の太平極楽の世にあっては想像もつかないことであるが、それらの出来事は真実であり、我々はそれらの事実を決して忘れてはならない。

 中国や朝鮮半島の人達のように、死んだ仇敵の遺体に鞭打ったり、墓場を暴きその骨を粉砕して喰らうという絶対的不寛容な民族に我々日本人がなる必要は勿論ないが、そういった事実があったことを我々はそれぞれの胸に留めておかなければならないし、また諸外国(特に困った隣国とそのまた隣国)へも今後発信していかなければならない。

 昨今、日教組や進歩的文化人と名乗る不逞の輩がマスコミと結託し、支那事変から大東亜戦争に於けるいわゆる慰安婦問題や南京30万人虐殺などという事実無根も甚だしい捏造された報道を大衆に垂れ流し続けたことによるその効果は想像以上に深刻であり遺憾極まりない。

またこれは我国内だけの問題で治まらず、アメリカの下院や欧州議会にまで飛び火し、有りもしない慰安婦問題のことで日本を非難する決議が採決されたのは記憶に新しくそれに憤慨された日本人も多かろうと思う。

 これらの風潮を改めるには戦後GHQや日教組に加担している偏狭な左翼教師から刷り込まれてしまった誤った歴史観を捨て、今を生きる日本国民一人ひとりが正しい歴史認識を持つことが肝要であり、それがついには荒廃しきった今の日本社会を劇的に変える特効薬になりえると私は信じている。

 では、真実の歴史を我々はいったいどうやって知ればいいのか・・・。

 ここに調前理事長の御著書であるこの「天皇さまが泣いてござった。」がある。

まずはこの本を読むことから真実の歴史を知ろうではないか。

 

慧燈財団事務局長

小西 誠